メインテート、日本人に合った成分量は何ミリ?

メインテートは経口投与の錠剤で、日本では1998年3月に厚生労働省の承認が下りており2013年6月には効果が追加で承認されている安全性の高い薬剤です。狭心症や不整脈、軽度~中度の高血圧症の治療に広く使用されています。具体的には、本態性高血圧症の軽度~中度の患者・狭心症・心室性期外収縮・虚血性心疾患または拡張型心筋症による慢性心不全・頻脈性心房細動といった疾患に効果があるとされています。

ただし、これらの患者すべてにメインテートが使用できるという訳ではありません。虚血性心疾患または拡張型心筋症による慢性心不全の患者であっても、アンジオテンシン変換酵素阻害薬やアンジオテンシン2受容体拮抗薬・利尿薬などの基礎治療を受けている場合でしか使用することが出来ません。

メインテートはその含有量によって3種に分けられています。すべて錠剤で0.625mg・2.5mg・5mgとなっており、その時の症状によって処方が異なります。国内ではメインテートは医師の処方が必要な薬剤ですから、問診によって医師が判断します。

日本人に推奨される成分量はおよそ決められています。本態性高血圧症の軽度~中度・狭心症・心室性期外収縮・頻脈性心房細動の場合は2.5mgか5mgが処方されます。成分量0.625mgの錠剤はこれらの疾患には効果が認められないとされていますが、認容性を確認するために初めは処方されることがあります。降圧作用があるために、服用して間もない場合はめまいやふらつきなどを感じることがあり車の運転などには注意が必要です。

虚血性心疾患または拡張型心筋症による慢性心不全の治療には、0.625mg・2.5mg・5mgすべての錠剤が効能があるとされています。ただし症状によっては0.625mgの錠剤では思ったような効果が得られないこともあるために、服用の際は医師から指示された用量用法を守りましょう。

通常は、まずメインテート0.625mgを1日1回の経口投与で始めます。これを2週間以上続け認容性がある場合に1.25mgへと増量していきます。その後は4週間ごとに用量を見直し、1日の上限は5㎎を超えないこととなっています。

国内で日本人に治療を行う場合はどの疾患においても、低用量の錠剤を用いて治療を始めていきます。基本的には0.625mg・1.25mg・2.5mg・3.75mgと段階的に増減量を行うこととなります。この増減幅というのはさらに小さくすることは可能です。効果が不十分であると感じたり、めまいやふらつきなどが起こった場合には、もっと小さな増減量で投与してみることもあります。

海外では10㎎のメインテートが販売されている国もありますが、日本では1日の最大量は5㎎となっています。

メインテートを飲み忘れた!どうすればいい

薬を服用する際に気をつけなければならないのが、飲み合わせと飲み忘れです。メインテートは用量用法を守らないと、重い副作用を起こすこともあります。そのために第一類医薬品に指定されており、必ず医師の下で処方されることが義務付けられています。これは自分勝手に服用することで血圧が下がりすぎ、低血圧を招く恐れがあるためです。

治療のために他の薬剤を服用している場合、飲み合わせに注意する必要があります。特に血圧や血糖値を下げる薬との飲み合わせには十分に気を付ける必要があり、医師に確認しなければなりません。具体的には、交感神経系に対し抑制的に作用する薬剤・血糖降下剤・Ca拮抗剤・ジギタリス塩酸塩・クラス1抗不整脈剤およびクラス3抗不整脈剤・非ステロイド性抗炎症剤・降圧作用を有する薬剤といった薬剤との併用は危険を伴うために、医師に必ず確認しましょう。

また、市販の風邪薬や漢方薬の中にはメインテートの作用に影響を与えてしまう成分が含まれているものがあります。服用する際は医師に相談してからにしましょう。

メインテートのように1日1回といった回数の薬剤は、なるべく毎日同じ時間に服用します。しかし時には飲み忘れてしまうこともあるでしょう。その場合、忘れたのに気付いたのであればなるべく早くその分を服用することが大切です。しかし毎朝服用していたのに気づいたのが夜になってしまった場合は、忘れた分は飛ばして翌朝忘れずに飲むようにします。

メインテートの効果持続時間は24時間であるとされており、服用の間隔が短いと低血圧を引き起こし重篤な副作用となる可能性があるからです。次に服用するまでの時間が短い場合は、その日は飛ばしますが、前日に飲み忘れたからと言って、次の日にまとめて2日分服用するということもやめましょう。

メインテートのようなアンジオテンシン変換酵素阻害薬というのは、症状が良くなったからと言っていきなり服用をやめてしまうということは避けるべき薬剤です。症状に改善が見られたりして服用をやめる場合でも、徐々に含有量を減らしていくこととなります。いきなり服用をやめてしまうと、再び下がっていた血圧が戻ってしまい、血圧の上下が繰り返されることで血管に傷をつけることとなるからです。

頻繁に飲み忘れることによってもこうした血圧の上下は繰り返されることとなるため、薬の管理ケースを利用したり、家族に頼むなど工夫して飲み忘れを防ぐことが大切です。