塩分量が多い日本食が高血圧を招く

日本人だけではなく、いまや日本食、いわゆる和食は、世界中から高い人気を集めている料理です。一般的には出汁によって素材の味を活かすことに重きが置かれている和食ですが、その一方で醤油や味噌、塩などを使用して、素材の味を引き出すことにも重きが置かれています。脂質が少なくヘルシーで、その上、野菜や魚などの体にとって良い素材をたくさん食べることができる和食ですが、実は意外な落とし穴も存在しています。それが塩分量です。実は食事から摂取すると塩分量と、生活習慣病のひとつである高血圧には深い関係があるとされています。塩分を過剰に摂取すると、当然ながら喉が渇きます。すると、それを癒すために摂取する水分量が多くなります。その結果、血管内を流れる血液の量が増加するため血管に負担がかかる、高血圧状態になりやすくなると言うわけです。また体内で塩分と水分のバランスを調節している腎臓に対しても、塩分の過剰摂取は負担をかけるために、それもまた高血圧状態を引き起こす要因になっているとも言えます。和食によく使用される醤油、味噌、塩は、塩分をとても多く含んでいる調味料です。たとえば一般的な和食の朝定食として想像できる献立、ご飯、納豆、漬物、味噌汁、そして塩鯖や塩鮭の焼いたものの場合、ご飯以外のすべてに醤油、味噌汁、塩が使用されています。勿論、どれくらいの量、それらの調味料を使用しているかによって塩分量は変わってきますが、決して少ない塩分量ではありません。そして食事は、朝だけではなく昼も夜も摂取するものです。するとトータルの塩分量はますます多くなる可能性があります。高血圧予防を心がけるのであれば、1日の塩分摂取量は5~6g未満に抑えるのが望ましいとされています。しかし日本人は、男女ともにこれを大幅にオーバーしており、その原因のひとつには日本食の存在が指摘されています。